婚活のプロが解説！宗教を共有するお相手探しのポイントと成功事例

婚活には様々な方法があり、その中でも重要なポイントは相手のプロフィールをしっかりと見ることです。婚活のプロは、初めて会う相手のプロフィールに対して、様々な観点から分析することができます。それは、年齢層や職業、家庭環境などの基本情報に加え、相手がどのような性格や趣味を持ち、どのような価値観を持っているかも読み取れます。以前は、IBJのプロフィールには宗教に関する記載欄がありました。今は機微情報であるため、削除されています。宗教は悪いことではありませんが、間違った悪い印象を持つ人が日本には多いのが現実であり、宗教欄に宗教の信仰あり、と記載した場合に、かなり出会いの数が限定されてしまう現実から、そういったことがあってはいけないという考えのもと、欄が消去されたのです。結果的に、良い点と悪い点がはっきりしてきました。

宗教結婚のメリットとしては、同じ信仰を共有するパートナーと結婚することで、生活の中で宗教上の問題を話し合いやすくなることや、教会や寺院で開かれるイベントに参加しやすくなることが挙げられます。また、宗教上の儀式や儀礼を共有することによって、結婚式や通夜・葬儀などの場面で、夫婦共同で過ごす一瞬をより意味深く感じることもできます。一方で、宗教結婚のデメリットとしては、自分とパートナーの宗教上の信仰にズレが生じた場合に、トラブルが起こる可能性があることや、宗教結婚だからこそ周囲の期待が大きく、負担となることがあることが挙げられます。しかし、結婚は一生のうちの大きなイベントの一つであり、宗教という大きなテーマに関わってくるため、将来の伴侶を決める上で重要な観点の一つと言えます。

婚活において、宗教的な価値観の違いが問題になることがあります。結婚は、人生を共に過ごすパートナーとの間で結ばれるものであり、その際にはお互いの価値観を尊重し合うことが大切です。しかし、宗教的な信念によっては、価値観の相違が大きくなることがあります。例えば、一方が宗教的な儀式や神への敬虔な信仰を重んじる一方で、もう一方が宗教に興味がなく、自由な価値観を持っている場合には、意見や考え方が違うことがよくあります。このような価値観の相違が大きくなると、日常生活の中での摩擦や、将来的に子育てにおいても意見が衝突することが想定されます。婚活においては、お互いの価値観を尊重し、話し合いを重ねて折り合いを見つけることが大切です。また、お互いが生活していく上での宗教的なルールや習慣に関する話し合いも必要です。

IBJの婚活ネットワークシステムから、宗教記入欄が消えたことはお伝えしました。良いことも悪いこともありました。良い点は、宗教をお持ちの方でも、一定数の出会いを確保することが可能になったと言うことです。宗教があると最初から開示してしまうと、なかなかお見合いに至らないことが多く、苦しい思いをしていた方にとっては朗報でした。

ただし、反対に難しい点もでてきました。日本には、宗教や信仰に対して、海外ほどは理解が進んでいません。無宗教の人も多かったり、また信仰はしているけれども、それは漠然と子供の頃から実家で見聞きしてきた仏教であり、詳しくは知らない、と言う人も多いのです。

そういう人にとっては、宗教を信仰していない人との結婚を望む人が多いのが実情で、できれば宗教ありの人とは結婚を望んでいません。その宗教が、どんな宗教かにかかわらず、です。怪しい新興宗教や、宗教絡みの事件が連続したことで、やはりイメージがよくないからです。よって、婚活システムに宗教欄がなくなったことは、宗教を信仰している人と会うことになるかも知れず、不安が付き纏うようになりました。また、宗教がある人にとっても、「いつ宗教について話せばいい？」というのが大きな問題となってきたのです。せっかく出会えた素敵な人に、信仰について告白したことでフラれてしまうのでは？と不安になり、なかなか言い出せない人も多いのです。

結婚相談所では、様々な条件で相手を検索することができますが、現在は宗教のありなしを特定しての検索が難しくなっています。よって、交際中に、ご本人たちの間で話し合ってもらう、というスタンスが中心です。宗教によっては、生活スタイルや価値観が大きく異なるため、結婚後の生活に影響を与える可能性があり、やはり早めのステージでお相手にお伝えするのが大切であり、それが誠意となって伝わります。

いつ、どのようにお相手に伝えるのか、は私たち結婚相談所のプロがサポートします。上手な伝え方をしなければ、大きな問題となりえます。宗教を共有する相手を探すことで、両者の信念や価値観が合致し、結婚後の生活においてもスムーズに過ごすことができるので、ぜひお相手にもわかって欲しい点でもあり、上手に伝えたいですね。信仰は決して悪いことではありません。素晴らしいことです。信仰を共有することで、より深い絆を築くことができるので、たとえ難しくとも、プロの私たちが寄り添い、最善を尽くして参ります。